大きなリンゴの木と少年のお話。
大きなリンゴの木と少年はとても仲良し。
木に登ったり、かくれんぼをしたりいつも少年は大きな木と一緒。
しかし 少年は大人になり大きな木と過ごすことはなかった。
ある日 大きな木にやってきて「お金が欲しい」と言う。
大きな木は「リンゴの実を売れば良い」と言い全て彼に与える。
何年かするとまたやってきて「家を建てたい」という。
大きな木は「枝を切って建てれば良い」と言う。
彼は枝を全て切って持ち去る。
更に何年かするとまたやってきて「遠くへ行きたいから船が欲しい」という。
大きな木は「幹を切り船を作れば良い」という。
彼は迷わず木を伐り持ち去る。
時は流れ 老いた少年が再びやってくる。
大きな木は「もう私には与えるものがない」と言う。
彼は「疲れたから休めるところが欲しい」と言い切り株に腰を下ろす。
***
昔 読んだ絵本。
原題は「The Giving Tree」。
作者はシェル・シルヴァスタイン。
ひたすら与え続ける木ともらい続ける少年。
このストーリーをどう捉えるか人それぞれ。
物議を醸(かも)しそう。
実に奥の深い絵本です。
子供に読み聞かせる本というよりむしろ大人が考えさせられる本です。
ある学校では英語の授業で使ったと聞きます。
発刊当初の訳者は本田錦一郎さん。
後に村上春樹さんに変わりました。
訳者により随分と作品の印象が変わります。
本田錦一郎さん訳の本は既に絶版になっています。
以前持っていたにもかかわらず手放したこと後悔しています。
本田錦一郎さんの訳が好きなので中古品でも良いので購入しました。
ブログの対応
大量のつまみ細工制作の依頼が入りました。
怠けていたらお尻に火が付いてしまいました。
ブログの対応が滞る可能性があります。
極力対応するつもりですが漏れがあったらごめんなさい。