綾なす

つまみ細工の小物作成

外資系企業に就職してしまった話

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「就職した」ではなく「就職してしまった」

この方がニュアンスとしてより正確に伝わります。

 

随分前の話です。

 

知人の紹介で外資系企業に面接に行きました。
私のスキルからして無謀に思えたけど断れないし、他に就職のあてもなかったし。

業務内容についての質問に加え 当然の質問。

 

面接官「英会話はどの位出来ますか?」
私「・・・」
面接官「日常英会話位は出来ますか?」
私「はい!」

 

ここに面接官と私の間に大きな誤解があったようで。
面接官の思うところの日常英会話は支障なく生活できるレベルだったのに対し
私の思うところの日常英会話は「How are you?」レベルだった。

とにかく就職してしまったので頑張るしかない。

 

しばらくして
私のデスクの脇に衝立が出来、ミーティングルームが出来た。
外国からのマネージャーさんが集まり会議するためだ。
嫌なものが出来たと思った。

 

不安は的中。

 

会議中、社長秘書から内線で「MR.XXをお願いします。」
ミーティングルームには電話が無い。
しかたないのでミーティングルームの入り口で
「MR.XX、 Phone call from Ms.○○」
と皆がいつも言っている言葉を真似てみた。
通じたらしい。

部屋を去ろうとしたら、他の外人さんが「@●×△・・・」
私「えっ?」
外人さんペットボトルを持ち上げて「Bottled water」
なんとか理解。

 

結局あまり英会話は上達しないまま1年勤めてやめました。